ボロン酸触媒反応によるα-アミノ酸由来の不活性エステルからのペプチド結合形成反応に関する論文が,権威と歴史のある王立化学会発行の速報誌である Chemical Communications に掲載されました。
当研究室の科目等履修生(外研生)の高橋那央也さん と 大学院相関理化学専攻修士1年の髙橋愛梨さんが実験者として主たる貢献をした研究成果です。
市販で入手容易なボロン酸がα-アミノ酸由来の不活性エステルからのペプチド結合形成反応の触媒になることを世界で初めて発見しました。本研究は,嶋田研究室がこれまでに取組んできたヒドロキシ基を配向基として利用する選択的合成反応の知見に基づくものです。本研究成果は,創薬リード化合物として有用なペプチドの新たな合成手法になり得る可能性を秘めています。
Comments